「鼻くそ丸めて萬金丹」
本日23日(月)は、秋分の日で彼岸の中日にあたります。町内のあちらこちらの風景のなかに、普段は見ることの少ない鮮やかな朱色を見て取ることが出来ます。
皆さんは「鼻くそ丸めて萬金丹」という俗謡をご存知でしょうか?どこかで耳にしたか、無意識のうちに記憶の片隅にある方もいらっしゃるかと思います。実は、この萬金丹は600年の歴史を持つ伊勢の伝統薬で、江戸時代の伊勢参りのお土産として、全国各地に広まったと言われています。
現在、伊勢でこの萬金丹を製造販売されてみえる 伊勢くすり本舗 の代表取締役である加藤宏明さんが、ご来庁されました。薬草に関するお話を致しましたが、菰野町の山々が江戸時代末期に薬草の宝庫であり、伊藤圭介さんらによる大々的な調査が行われたことに話が及びました。
菰野の真菰生産者会の皆さんが、マコモの若葉の粉末を商品化されました。これまでもこの若葉を用いたお菓子や麺類などの商品が開発されてきましたが、それをさらに広く皆さんに活用して頂こうということで、今回の商品販売となりました。