石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

農協改革

21日(土)の10:00から 三重北農業協同組合 の通常総代会に出席しました。

ご承知の通り、農業協同組合は、内閣府に設置されている規制改革会議 において、大幅な改革を実施するよう答申がなされました。基本的な論調としては、三重北農業協同組合のような単位農協の自主自立を促進するために、JA全農の株式会社化やJA中央会の新制度への移行(一部報道では廃止となっていますが、廃止というとJA中央会が現在果たしている役割自体もなくなることを連想させますし、規制改革会議の答申では「自律的な新たな制度に移行」と表現されています)など、全国組織を大きく変えるものとなっています。
小生自身不勉強で、JA全農やJA中央会といった全国組織が、単位農協の活動にどれくらい介入し、権限を有しているのかわかりませんので、この規制改革会議の答申の是非を現時点では判断つきかねますが、今一つ具体的に何がどう変わって、現場の農業が将来に向けてどういう方向で進むのかが見えないと感じました。ですので、単なる「改革のための改革」といった印象を受けました。

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集団的自衛権の議論との関連で申し上げるなら、邦人輸送の米艦の防護も話を聞くと「なるほどな」と思いますが、そもそも米艦の近くに日本の艦船がいるのであれば、その邦人を日本の艦船で輸送すればいい訳ですし、それなら何も集団的自衛権にこだわらずとも個別的自衛権で対応可能なのではないか?などの素朴な疑問が湧き上がります。これと同様で、単位農協の自主自立を促すことは重要ですが、それを阻害しているのが、JA全農やJA中央会という存在なのかを確かめる必要があると思います。規制改革の名のもとに「郵政民営化をすれば日本は再生する!」と何の因果関係もないワンフレーズに騙された経験を彷彿とさせるのは小生だけでしょうか?

あと、規制改革会議という名称でありながら、規制を強化する答申内容も散見されます(公平性や公正性を担保するために規制を強化すること自体悪いことではありませんので、小生は賛成出来ますが、わざわざパフォーマンス的に「規制改革会議でやってます!」というために答申に入っているとしか思えません(笑))。例えば、「農地が国民のために限られた資源であり、かつ、地域における貴重な資源であることに鑑み、地域における農地の適切な保全を図りつつ、農地流動化を促進する必要がある。したがって、農地流動化の阻害要因となっている転用期待を抑制する観点から、転用利益の地域農業への還元等、公平で実効性のある方策について中長期的に検討を進める」とあるように、将来の農地転用によるキャピタルゲインの獲得を期待して、農地を手放さないもしくは農地を農地として活用しないことに対する有効な方策を検討するとなっており、今後、具体的議論がどのようになされていくのかを見ていきたいと存じます。

その後、日本巻柏連合会三重支部 三重いわひば会さんの展示会にお邪魔しました。

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いわひばの展示会は、初夏と秋の年に2回開催されており、ご案内を頂戴すると時間を見つけてお伺いするようにしています。この日も所狭しといわひばが展示されていました。世の中には多くの趣味がありますが、それぞれ熱心に取り組まれていることに感銘を受けます。

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13:30から菰野町民センターホールで開催された 三重県内男女共同参画連携映画祭2014 でご挨拶。菰野町会場では、『そして父になる」 を上映しました。さすが、福山雅治さんですね。会場は満員でした(笑)

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