石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

地球は2度凍った

株式会社ニュートンプレス代表取締役の髙森圭介さんから今月も「ニュートン」(2015.7)をご恵贈賜りました。

今月の特集は「地球と生命 46億年をさかのぼる旅」。

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まず、46億年(正確には45億6700万年だそうだが)という人間にとってはほぼ無限を意味する時間を認識する基準を持っていないので、なぜ45億万年や47億年ではなく、46億年であるのかが不思議です。もちろん小生は科学の素人ですので、諸説あるなかでも有力な見方ということで理解をするしかないと思いますが、その時間軸を設定したこと自体にまずは敬意を表したいと思います。

よく言われることですが地球の歴史を24時間にたとえると、ネアンデルタール人が地球上に登場したのは、23時59分50秒ぐらいです(笑)先ほども申し上げましたが、この時間軸は脳髄に相当な衝撃を与えます(過日も地質学を研究する友人と話をしていましたが、彼の時間軸は1000年単位だったことも衝撃でした)。

その地球の歴史を遡って紹介している訳ですが、中でも地球が2度凍ったことには、興味を惹かれました。その全球凍結は、22億年前と6億5000万年前に起っています。6億5000万年前の全球凍結は、空気中と水中の二酸化炭素の量によってそのプロセスが説明されています。簡単に申し上げるなら、空気中の二酸化炭素が減少すると、地球が寒冷化され、高地から凍り始め、やがて全球凍結に至るとのことでした。また、一旦、凍結してしまうと、氷が太陽光を反射してしまうため地表が暖まらず、再び二酸化炭素が空気中に増えるまでは凍ったままになります。その間はなんと1000万年。いずれにしても気の遠くなるような話しばかりですが、些事に拘るあまりに自縄自縛になっている状況を冷静に自省するにはよい機会を与えてもらえます。