石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

1キロ5分のペース

ニュートンプレス代表取締役である髙森圭介さんから 雑誌「ニュートン」 の2015年10月号をご恵贈賜りました。

今月の特集は、ヒトの発生学 受精卵からヒトへ です。自然の摂理とはいえ、改めて女性の身体の中で繰り広げられる神秘に驚きと敬いを表さずにはいられません。

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一度の射精で放出される数ミリリットルの精液には、数億の精子が含まれていると言われています。その中で卵子に辿り着くのはわずか100万分の1という確率です。その確率も驚いたのですが、精子の長さ0.06ミリメートルを身長170cmの人に換算すると、卵管膨大部までの道のり約20センチメートルがなんと約6キロメートルになります。安直なたとえで申し訳ありませんが、その距離を精子は約30分間かけて進むということは、1キロメートル5分のペースで走るジョギングと同じと言うことになり、小生の普段のジョギングよりも早いペースです(笑)

特集ではありませんが、「史上最大規模の『宇宙人さがし』がはじまる」というフォーカス記事では、理論物理学者であるスティーブン・ホーキング博士ら科学者と投資家のユーリ・ミルナー氏らが、10年間で約1億ドル(約124億円)の投資を行い、「天の川銀河の中に存在する100万の恒星と天の川銀河の外にある100の銀河の方向から飛んでくる電波および可視光の信号を調べる」(同雑誌PP9)とのこと。

この約1億ドルの投資をどのように回収するのかは、大航海時代の貿易投資というよりも、この過程で得られる科学的知見が、宇宙物理学のみならず、人類の発展に生かされるということなのだと思います。しかし、約1億ドルぐらいの資金で宇宙人さがしが出来るのであれば、割合に安い投資だと感じるのは小生だけでしょうか?