『平成２７年度版 防衛白書』
わが国周辺の安全保障上の課題に始まり、イスラム国（ISIL）などの国際テロ組織の活動やウクライナ情勢などの説明がありました。特に、中国の東シナ海や南シナ海における軍事的活動の活発化には、相当の分量を割いて、詳細な記述がなされていました。また、中国の公表国防費が、１７兆円（１元＝１９円レート）に及んでおり、今後の動向を注視しなければならないとのことでした。
対米従属を強化する結果となった「平和安全法制」の成立前に取りまとめられたとはいえ、対中国を相当意識した白書となっている印象を受けました。当然のことながら、米国に関わる諸課題（例えば、アフガニスタンやイラク、シリアなどの情勢）についての記載は極めて限定的でした。
加えて気になったことは、第II部が「わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟」で、第III部が「国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組」となっていることです。集団的自衛権の範疇である日米同盟に関する記述が先に来て、個別的自衛権の範疇である自衛隊独自の活動が後になっていることに、違和感を持つのは小生だけでしょうか？
スーパーサンシ の代表取締役会長である高倉護さんらが来庁されました。これまでも 菰野ヒルクライムチャレンジ in 鈴鹿スカイライン などにもご協力頂いており、菰野町の発展のために様々なご支援をして下さっています。今後、福祉や観光の分野で、町行政との連携を模索頂くとのことで、引続き情報共有を図って参りたいと存じます。
