石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

「蕎麦屋」を守れるか

現在、菰野町の田園風景は、早苗と麦秋コントラストです。特に、小麦は夏を思わせる日差しを浴びて、黄金色に輝きつつあります。豊かな自然を四季折々で感じることが出来るのは良いものです。

イメージ 1

過日、第5回湯の山温泉杯シニア野球大会 の開会式でご挨拶。

イメージ 2

5回目を迎えるこの大会も、年々出場チームが増えて、今回は18チームの参加がありました。この大会は、来年、阪神甲子園球場で開催予定の「おじいちゃんの甲子園」大会への選考予選も兼ねているとのことでした。

イメージ 3

その後、平成28年度菰野町バレーボール大会開幕式及び第11回6人制バレーボール大会の開会式でご挨拶。町内外を問わず、多くのバレーボール愛好家が参加され盛大に開催されました。

イメージ 4

町内にあるお土産物製造業者である [有限会社 日の出屋製菓]代表取締役である千種了嗣さんにご来庁頂き、土産物業界のお話を伺いました。やはり、中小規模の業者が厳しいことに変わりはないようでした。日本全国のお土産物がパッケージだけが異なる画一的な商品だけになるのは、憂慮すべきことです。

保守の評論家である福田恒存への「保守とは何か?」に対する答えは、「地域の蕎麦屋を守ることだ!」という至言があります。もちろん、蕎麦屋という業態を守るということもありますが、価格のみならず(いや、価格が多少高くても)地域に根ざした顔の見える関係性を持った商工業を守っていく消費者の覚悟が問われたものだと思います。

イメージ 5

閑話休題。現在のふるさと納税や地方創生の議論の中で、福田恒存の至言がどれくらい加味されているのでしょうか?地域活性化や地域経済は、狭い視野ではなく、総合的複合的視野が不可欠ですし、加えて中長期的な時間の流れを持たなければなりません。自分たちの世代だけが良ければいいというような我欲は地域社会そのもののあり方を蝕んでしまうことに気付くことが重要であり、その背景にあるものは、経済成長下の人口増加や規模拡大の「成功」体験だと思います。その「成功」体験を超克出来るかが、日本が生き残れるかどうかの分かれ目でしょう。