石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

モノだけでなく、考え方や姿勢を届ける

7月1日(土)に菰野町内にオープンした かもしか道具店 に足を運びました。

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このかもしか道具店は、有限会社山口陶器 が「たのしく、しっかりとした生活文化」をテーマに掲げたブランドで、これまでもインターネットなどでの販売を中心に事業展開して来ましたが、いよいよ本格的な店舗を発祥の地菰野町で立ち上げることとなりました。

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写真がないのが残念ですが、店舗だけでなく、萬古焼きのワークショップのスペースも創設し、来年の沼波弄山生誕300年と湯の山温泉開湯1300年に向けて、地域が一体となって取り組む象徴的な存在になる予感がします。

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このかもしか道具店の意欲的な挑戦は、従来の2次産業の枠組みから一歩踏み出し、作り手の考え方やモノづくりに対する姿勢を消費者に伝える試みとも言えます。観光事業者でない分野の事業者が、これまでの観光事業者の領域に事業を拡張し始めた場合、本来の観光事業者のあり方が大きく問われるのは、論を俟たないと思いますし、誘客に対する考え方が根本的に問われていることを感じなければならないと思います。

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過日、第35回全国下水道推進大会に出席しました。全国ベースにおいて、平成27年度末の下水道処理人口普及率は約78%、浄化槽等を含めた汚水処理人口普及率は約90%となっており、結果、未普及人口約1,300万人となっています。下水道の整備は、川下から着手されるため、菰野町のような川上の地域は整備が遅くなるのが当然です。現在、菰野町は、下水道の全体計画を拡張して、平成38年度末までに町内ほぼ全域で下水道事業が完了することを目指して取り組んでいます。それに合わせて、農業集落排水の恒常的な維持管理費の増嵩を解消するために、下水道事業への接続を検討しています。

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国全体の下水道事業費は、約2.5兆円で、その内、新規工事が約1.5兆円、維持管理が約1兆円となっており、今後は維持管理費の割合が大きくなってくることが予想されます。そのためにも、標準耐用年数が50年と言われる管きょを単純更新するのではなく、財政的な負担を平準化するためにも、施設の長寿命化を図り、老朽化対策に取り組まなければなりません。

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