恐怖の3分間
過日、一般県道湯の山温泉線 湯の山大橋(仮称)の工事現場の視察に赴きました。
この 湯の山大橋(仮称)の名称を募集 していますので、ぜひご参加下さい。
かつては「夢の大橋」と言われ、なかなか実現可能性の低い事業と見られていましたが、平成20年9月の豪雨災害により一般国道湯の山温泉線が通行止めとなったことから、災害時のリダンダンシーの確保として、平成21年度に橋梁設計や測量、地質調査などの事業化が図られ、用地買収の後、工事に着手されました。
全長269m、道路幅9.0m(車道6.5m+歩道2.5m)を64mと48mの2本の橋脚で支える構造となっています。この日も64mの橋脚に備え付けられた工事用のエレベータに乗って、上部工の工事の様子を拝見しました。お世辞にも快適とは言えないエレベータに乗っている3分間は何とも言えない気分でした(笑)
3径間連続PCラーメン箱桁橋という構造形式で、工法としては張出架設工法と呼ばれ、移動作業車(通称、ワーゲン)と呼ばれる機械を用いて、やじろべぇのように張り出していきます(町内の新名神高速道路の工法でも用いられているので、ご覧になった方も多いと思います)。
新たな発見が多数ありましたが、最も驚いたことは、車や人が通る下が空洞になっていることでした!
約1年後の完成のあかつきには、多くの皆さんにお越し戴きたいと存じます。