石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

4月4日の時点と近似

二日連続で新規感染者数が100人(7月2日:107人、3日:124人)を超え、東京都内における「新型コロナウイルス感染症」(=「新型コロナ」)の拡大局面が、確定的な状況になってきました。新規感染者数が、二日連続で100人を超えたのは、5月1日、2日以来ですので、およそ2ヶ月ぶりとなります。

 

新規感染者数は、PCR検査体制と関わることから、曜日によっては集計数字が大きく異なるために、直前1週間の平均数字を基礎データとして採用されているようですので、私なりに東京都における数字を表計算ソフトに入力し、追ってみました。

 

7月3日における新規感染者数の直近1週間の平均は75.3人です。この数字と近似している日にちを探ってみると、5月8日の88.0人まで遡らなければなりません。さらに遡ってみると、4月4日の76.7人となります。ちなみに、ピークは4月14日の167.0人です。

 

あれれ?

5月8日は縮小局面における数字ですので質的に異なりますが、拡大局面における4月4日には留意しなければなりません。

既に3ヶ月前のことですのでお忘れになっているかも知れませんが、政府が「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく「緊急事態」を宣言したのが4月7日でした。その三日前の数字と近似した状況が現時点の東京都内と言えます。4月4日の10日後にはピークを迎えている訳ですので、実は、今の東京都内は、かなり深刻な状況を迎えていると言えます。

 

確かに、4月下旬から5月上旬の時期よりも病床数の増加など医療体制の強化が図られたり、我々の日常生活に対する行動意識も異なっていることから、そのままを当てはめる訳にはいきませんが、行動面における社会的制約を加えなければ、感染拡大を阻止させることは出来ないでしょう。

 

未知の世界である4月14日に記録した直近1週間平均の新規感染者数である167.0人が一つの目安となると思いますが、ただ、それまでに手をこまねくと取り返しのつかない結末になるかも知れません。