石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

新東名のインパクト

9日(火)の13:00から岐阜市で開催された 平成25年度 中部国道協会 定期総会 に出席しました。昨年度の事業報告及び収入支出決算、今年度の事業計画及び収入支出予算、大会決議などを審議し、すべて承認及び可決されました。決議においては、日本における中部地方の位置づけや意義をふまえながら、ものづくり産業を中心とした社会経済活動を支えるための道路交通機能の向上や災害時の移動を確保するセーフティネットとしての道路網の整備などを重点的課題ととらえ、関係諸機関への要望活動を行いながら、連携を深めていくことに重きを置いています。具体的には9つの項目を列挙し、協会として行動していくこととなっています。なかでも「地方整備局は地域における生活基盤の維持管理において重要な役割を果たしているため、出先機関改革の検討にあたっては、拙速に進めることなく、地域の生活を預かる基礎自治体である市町村の意見を十分に聞くこと」 については、項目として盛り込んで頂いたことに意義がありますが、小生は、国土保全は国の責任において行うことが自明であることから、「拙速に進めることなく」ではなく、地方整備局に関しては廃止はあり得ないと断固として主張すること が必要だと考えています。

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議事の後、国土交通省道路局国道・防災課国道事業調整官長谷川朋宏さんから「道路行政に関する最近の話題」と題しての講演がありました。第一点は、道路関係予算等についてであり、国の当初予算比較において、平成9年度の一般公共事業関連費が9.7兆円であったものが、平成25年度では5.3兆円とおよそ半減していることやそのような厳しい状況の中でも、防災・安全交付金を創設して、老朽化したインフラの超寿命化の取組、事前防災・減災対策、通学路の交通安全対策などに重点的に予算配分をしていることの報告がありました。第二点は、道路に関するトピックとして、道路のメンテナンスサイクルの構築の必要性、道路法の改正、国土幹線道路部会の中間答申などの状況報告がなされました。そこでは、社会インフラの老朽化に伴う維持管理や高速道路ネットワークの今後についての方向性が示されました。

続いて、国土交通省中部地方整備局道路部長の上坂克巳さんから「中部圏の道路行政」と題した講演がありました。
こちらも予算関係の話の後、菰野町も関係している中部圏における交通ネットワークが触れられました。特に、新東名開通後の静岡県内で発生した10km以上の渋滞の年間回数が、開通前は227回の発生が、開通後は18回と9割減インパクトは大きかったです。この数字は、新名神が開通した際には、東名阪を含む三重県内の渋滞回数も激減することを示しており、大いに期待したいと思います。その他に、スマートインターチェンジの活用方法や事前防災・減災対策、老朽化への対応、管理と交通安全、地域づくり支援など大変有用な情報提供を頂きました。

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いつも申し上げておりますが、過度な公共事業は厳に戒めなければなりませんが、我々が社会生活を営む上で社会インフラの計画的な整備や適正な維持管理は必須のものです。関係諸機関とも連携しながら、中長期的観点から重点的に取組んで参りたいと思います。

先日、第24回コボンタフェスティバルにお伺いしました。12団体、総勢124名の子ども達が日頃の稽古の成果を披露していました。

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