家庭と行政のジレンマ
明日16日(日)9:30から 菰野町社会福祉センターけやき を主会場として、けやきフェスタ2014 を開催します。
今月は、児童虐待防止推進月間 です。菰野町においても、児童虐待相談件数は、12件(平成22年度)→25件(平成23年度)→48件(平成24年度)→70件(平成25年度)と、一時保護件数(児童虐待のみの数字ではありません)も3件(平成22年度)→4件(平成23年度)→10件(平成24年度)→14件(平成25年度)増加の一途を辿っています。ただ、この数字は潜在化していた数字が顕在化したということも出来ますので、一概に否定的側面のみを強調するべきではないと思います。それよりも、現実の問題として、児童虐待を防止するために、関係機関が強い意識を持つ必要があると言うことです。
児童虐待に関する問題は、家庭や家族のあり方に大きく関わるものだと思います。行政が介入しなければならない家庭のあり方というのは、子どもにとっても不幸な状況と言わざるを得ませんが、行政が介入し過ぎると家庭の自立の機会を失ってしまうことに繋がったり、無関心では事態をさらに悪化させるというジレンマが存在しています。菰野町としては基礎自治体の役割を果たすべく力を尽くして参りたいと存じます。