石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

強みの中の弱みを強みに変えると・・・

過日、四日市法人会菰野ブロックの研修会にて町政報告を兼ねた講演を致しました。ここ数年間、毎年この研修会でお話をしていますが、今年の演題は「菰野町の高齢社会 現状と課題」でした。昨年は、新名神高速道開通による産業振興への期待感などから、インターチェンジ周辺の土地利用などについてお話をしましたが、今年は、医療、介護などの現状をご説明しました。ただそれだけでは少し寂しい気もしましたので、最近、観光産業課の職員が、地域経済分析システム(RESAS) という「まち・ひと・しごと創生本部」の情報システムを用いて、菰野町の産業構造や観光動向を考察した結果などを踏まえたお話もしました。

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その考察自体は、今後さらに精度を上げていく必要がありますが、大変興味深かったのは、菰野町の特色である農業と観光をさらに生かしていくには、食品加工業の発展が望ましいということでした。そのヒントになるのが、過日、試作品が出来た 菰野町の大豆を用いた納豆 です。小生も食しましたが、通常の納豆よりも大豆が柔らかい上に、大豆の甘さが残っているので、納豆の臭みがかなり抑えられていることでした。これも原材料は菰野町ですし、消費は、菰野町内の旅館やホテル、もしくは道の駅を想定していますが、加工は町外の業者にお世話になっています。

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さらに言うならば、先日も まこも入りキムチ も販売し始めましたが、ここでも主原料である白菜も菰野町産だけでは調達出来ていない現状がありますし、加工も町外の業者にお世話になっています。これらを踏まえて、単なる地産地消からさらに歩を進めて、第二次産業の部分でも町内企業の役割が大きくなると地域経済の活性化に結びついていくと思います。そのためには、町外の企業を誘致して来るのか、町内企業もしくは起業家を育成していくのか、さらには、菰野町が官としてどのように関わっていくのか、など多くの検討課題が存在しています。自分たちの強みの中の弱みを強みに変えていくことは、より一層の相乗効果を生み出すと考えますので、「我こそは!」という方の出現を期待しております。

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株式会社デンソー の大安製作所の 美し国33(うましくにみえ)グルメフェア の関係で、大安製作所長の堀誠さんから大安製作所33年を記念して作ったお煎餅を頂戴しました。また、このグルメフェアでは、デンソーの保養所である デンソーみすず荘 の皆さんに、僧兵味噌を使った天丼をご考案頂き、菰野町の僧兵味噌のPRをして頂きました。こういった形で自分たちの強みを生かして、地域を盛り上げて頂くことに対して、心からの敬意と感謝を申し上げます。

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