石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

持続可能なまち 菰野町 -60年の歩みとこれから-

23日(水・祝)の13:30からたくさんのご来賓にご臨席頂き、菰野町60周年記念式典を挙行しました。

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式典の冒頭にこれまでの60年間を写真や映像で振り返り、これからの未来に向かっての可能性を会場のみなさんと共有しました。

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加えて、菰野町の発展のために各分野でご尽力賜った50名の皆さんを感謝の意を込めて表彰し、代表して、教育振興分野でご活躍頂いた萩正さんに表彰状を授与しました。

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その後、地域振興の分野でお世話になった矢田道夫さんから謝辞が披露され、区長として町の発展に寄与されたことへの思いの一端を述べられました。

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三重県知事の代理として出席頂いた副知事の石垣英一さんら多くの来賓の皆さんからご祝辞を賜りました。

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また、三重テレビ代表取締役社長の長江正さんからは、60年を記念して胡蝶蘭を頂戴しました。

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災害時相互応援協定を締結している東海村からも結構な手土産を頂戴しました。

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最後に、当日の式辞を掲載致します。

【式辞】
 本日ここに、菰野町六十周年記念式典を挙行いたしましたところ、公私ともご多忙のなか、ご来賓の皆様をはじめ多くの町民皆様のご臨席を賜りまして、心から厚くお礼申し上げます。
現在の菰野町は、昭和三十二年一月に当時の菰野町と朝明村が合併して誕生しました。現在、私は五代目の町長に就任しておりますが、合併直後の菰野町の舵取りに尽力された初代町長鵜崎永藏氏、温和な人柄をもって町の融和を図られた二代目町長藤川四郎氏、文化という新たな視点をもってまちづくりを行われた三代目町長鵜﨑博氏、社会基盤の整備によって菰野町の活性化を図られた四代目町長服部忠行氏をはじめとするこれまでの先人たちや町民皆様方の弛まざる努力の積み重ねにより、今年度六十年の節目を迎えることができ、その多大なるご尽力に対して深甚なる敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。
これまで、菰野町は、豊かな自然と調和しながら、農業などの一次産業を基幹として、御在所岳湯の山温泉をはじめとした観光資源や三重県北勢地域におけるものづくり産業、工業団地における企業立地などにより順調な発展を遂げ、昭和三十二年当時、人口が約二万人であったものが、現在では二倍となる四万人を数えるまでに成長しました。
今後、菰野町では新名神高速道路の供用開始や町内インターチェンジの設置、鈴鹿スカイライン湯の山温泉街を結ぶ(仮称)湯の山大橋の架橋、周辺においては国道一号北勢バイパス東海環状自動車道西回りなどの整備により、道路ネットワークが充実し、人や物の流れが大きく変化しようとしています。このことをまちの転換期と捉えた上で、菰野町を点としてではなく三重県北勢エリアを一つの大きな面としながら、周辺自治体との広域的な連携を図ることで、これからの菰野町のさらなる発展が可能になると考えます。加えて、豊かな自然とともに、地場産品、観光地や観光施設、文化施設、歴史的資産などあらゆる地域資源と農業などの一次産業、ものづくりや工業などの二次産業、観光やサービス業などの三次産業が一体となった魅力ある菰野町を町民皆様と一緒に創造していきたいと思います。
さらに、人口減少、少子高齢社会が進行する中、地域住民が主体となり支え合う地域包括ケアシステムの構築など地域の社会福祉の充実を図り、障がい者雇用や障がい者スポーツなど全ての方が参画できる多様性を有した菰野町の実現を目指して参ります。
今後もこれまでの積年の重みを感じながらも六十年を一つの通過点とし、このまちを次世代へ引き継ぐために、未来に開かれた中長期的な視点で持続可能なまちづくりを推進して参りますので、皆様方のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 結びに、本日ご臨席を賜りましたご来賓並びに町民の皆様方には、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご健勝、ご多幸をご祈念申し上げ、式辞といたします。
 平成二十八年十一月二十三日
                       菰野町長  石原 正敬