実は底はうった後
麦の秋にはまだ少しかかりそうですが、徐々に田んぼの麦が色付いてきました。
過日、第2回全国温泉地サミットに出席しました。このサミットは、全国のおよそ100の都道府県と市区町村が参画し、温泉を利用した地域の活性化や熱源利用などについて、情報共有や意見交換をする場です。この日も、環境副大臣である関芳弘さんや環境省の職員をはじめ、20名を超える首長本人の出席があり、その他の約20を超える自治体の出席がありました。
全体の話としては、年度延べ宿泊利用者人員が、1億4,300万人(平成4年度)→1億3,200万人(平成28年度)と結果としては減少していますが、実は、1億2,000万人(平成23年度)に底をうった後、増加傾向にあります。ただ、宿泊施設は、15,714施設(平成7年度)→13,108(平成28年度)と減少を続けています。以上の数字はマクロの数字ですので、軽々には申し上げることは出来ませんが、やり様によってはチャンスもあると考えられます。そのチャンスを掴むために各自治体における興味深い取組を拝聴しました。当町の温泉地の活性化に参考になるものも多くありましたので、今後、開湯1300年の取組の中で具現化して参りたいと存じます。
全国温泉地自治体首長会議から環境大臣の山本太一さん宛てに「温泉を活かした地域活性化・地方創生の推進に係る要望書」を提出しました。菰野町にとっては、湯治文化の再注目による予防医療の推進や温泉の科学的分析の推進、世界の温泉地との連携などに関する事項に注視して、今後の情報収集に努めて参ります。