石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

事上磨練

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先日、愛媛県在住の伯父から『山田方谷の思想』(小野晋也(2006)中経出版)という本を頂きました。

その中で少ししか出てこないのですが「事上磨練」という言葉に惹かれました。
これはもともと陽明学の言葉です。その意味は現場主義といいますか、実際に事に当たっていく中で努力し、自己研鑽をして、自分が磨かれていくということを指します。

先の書には例として
「ある役人が王陽明に向かって、『私は勉強したいと思う。しかし、その時間がないのだ』と言い訳をしたときに、陽明が『何を言っているのか、あなたがやっているその仕事自体が勉強ではないか』と諭した」
というエピソードが紹介されています。

理論も大切でありますが、実践の伴わない理論は何の意味もなさないと思います。
基礎自治体の職員は、住民と直接向き合わなければならないので、大変な部分もありますが、一方で実践の中で自己が磨かれるという側面もあります。
不当で埒外な住民要求には毅然とした態度が求められますが、可能な限り住民の声を大切にしながら、行政現場の実践を通して、行政パーソンとしての判断基準を培っていくことが、これからの自治体運営・経営の鍵になってくるのだと思います。
その判断のプロセスを職員がノウハウや知識として、役場全体の組織で共有していければ、何にも代えがたい自治体の財産となりますし、それが小生の目指す行政改革、意識改革であります。

今朝も9:00に登庁し、昨日に続いて、資料の整理や指示・伝達事項の精査を行いました。

これから鈴鹿市に向かい「Believe」という知的障がいに関するドキュメンタリー映画を鑑賞してこようと思います。

その後、町外で面会。

ここ最近暑い日が続いております。食中毒警報も出ておりますので、食事や体調管理には十分ご留意下さい。